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ちんもくのこしょまんなかひだりほしい





 ここ最近私のPCが反抗期です。
相当に暴れ気味のようで、このこの気まぐれでネットにつなげたりつなげなかったりします。
遊ばれてます。
 で、ネットに接続できる内にこんなの更新しとこうと思いました。
じゃ、また勝手に編集しといて。



 どれだけの深さに位置するのかわからないA級罪人用監獄。
そこまでの距離を地上からまっすぐに突き進んできた侵入者。
その顔は僕の『エンジェル』と瓜二つで、しかしその顔に浮かべられているのは女神の微笑みとは程遠い残虐な笑みであった。

 天井を崩しながら舞い降りた女神の初撃を『エンジェル』は見事に受けとめた。
”おひさしぶりですね、ネヴァン”
「相変わらず憎たらしいねぇ・・・・モリガン!」
片方は優しさを、片方は艶美さを孕んだ笑みを浮かべて相対する二対の女神。
「な、なに!なんなの!?」
僕はもう何がなんだか理解できなかった。

「あんたと話したいのは山々なんだけどさ・・・・今用があんのはそっちのデカブツなんだよねぇ」
ネヴァンは目だけでカインを指す。
「「き、さま・・・・その口調!」」
「元気にしてたかなぁ?エルバフの死に底ない」
ネヴァンはこれ以上なく至福の笑みを浮かべる。
「気まぐれに仕掛けた勘違いがこうも見事に成功するとはねぇ・・・・!」
「「貴様ぁあああああ!」」
カインはその剛腕でガラスをたたき割ろうと殴りつけるが、罪人対談室のガラスがそんなことで割れるはずがない。
ネヴァンはあがくカインをにやにやと見下し続ける。

”あなたはまだ懲りないのですね。その性のせいで追放されたというのに”
「そういうあんたもなんで下界にいるんだよ。アタシと同じで追放されたんじゃないのぉ?」
ネヴァンには語尾が若干伸びる癖があるのか、またそれが嫌味に聞こえた。
「説明!説明プリーズ!」
無駄と分かっていても僕はちょっとだけ言ってみる。
”理由はありません”
うん。やっぱり無視された。
僕のアビリティのはずなんだけどな、『エンジェル』は。
「はっ!言いたくないってんなら別にいいけどぉ」
そういってネヴァンは一歩後退し、
「アタシの邪魔すんなってーのぉ」
両の手を前に突き出し人差し指を伸ばした、まるでピストルを手で作るような形をこちらに向けた。
「ジャッジメント!」
そのピストルの銃口は僕に向いていた。

”まさか!”
「えっ?」
「あん?」
「「間一髪・・・・ってなぁ」」
 ネヴァンの指ピストルの銃口は確かに火を噴き、吐き出された光の弾はまっすぐに僕に向かってきた。
だがその軌道上に、まるで僕を庇うかのようにカインが転がり込んできたのだった。
両者を隔てていたはずの強化ガラスを突き破って、だ。
「また喰らうなんてあんたも物好きねぇ・・・・まぁいいわ。さっさと死になさい」
次の弾を撃ち込もうと、再度ネヴァンは両手を構える。

「「そいつはどうかな?」」

だがカインは倒れない。
ネヴァンの顔に疑問の色が浮かんだ。
「「審判(ジャッジメント)ってのは重複するものかねぇ」」
「何を言うかと思ったら・・・・別に前の審判であんたは死ぬのよ。執行猶予者が今更・・・・」
ネヴァンは嘲笑い、そのまま弾を打ち出そうとする。
が、カインの言葉がそれをさせない。
「「人を守るために自ら審判を受けた者に下される判決が『死』だと、女神様は本気でお考えかねぇ?」」
ネヴァンの表情が固まる。
「あんた・・・・!」
 ネヴァンは右足を一歩踏み出し、それを軸にして一回転する。
そのまま左足を、垂直に、カインの頭上へと振り下ろす。
「「俺を誰だと思っているのか知らんが・・・・」」
カインはその渾身のかかと落としを左手でがっしりと受け止める。
「「エルバフの戦士を甘くみるなよ!」」
いつの間に出したのか、右手には大きな斧が握られており、それをネヴァンめがけて振り払った。

「地上の野蛮人ごときが、女神を馬鹿にしすぎじゃない?」
ネヴァンは左手で、そっと、斧を受け止め、その先端を吹き飛ばした。
「「ちぃ!」」
すぐさま手を離そうとしたカインの腕に絡まるように足を捻り、地面へと落下させる。
鎧を着たカインの体はそれだけで地面に叩き伏せられる。
「地上のゴミが女神に」
カインの左手をなおも踏みにじりながら、地面から離さぬようにして、まるでボールにそうするように頭を蹴り飛ばす。
「盾ついてんじゃないよぉ?」
地面からカインの体が離れることはない。
だが、カインを襲う威力は悠に後方へと吹き飛ばすソレだ。
「あ?なんか言ったらぁ」
繰り返される暴打。
「しゃべれよ」
衝撃を流すこともできずにひたすらに顔面へと注がれる。
「ったく・・・・」
 カインはうめき声すらも上げなかった。
「つまらん玩具だねぇ」
カインの頭をつかみ、その体ごと持ちあげる。
「ほら、これがあんたとアタシの差だよ」
宙ぶらりんに垂れ下がったその図体の中心に拳を叩きつけられる。
それだけでその巨体は吹き飛ぶように真っ白な壁に打ち付けられ、その壁に亀裂が入った。

「くそっ!」
たまらず拳を握りしめ、駆け出そうとした僕の肩を誰かがひっぱった。
「な、『エンジェル』・・・・!」

”あなたが向かってどうすると言うのです?”

 エンジェルの瞳は悲しみに揺れていた。
僕の行動は無駄だ、と。
そう言っていた。
「何も・・・・できないさ・・・・でも、だからってこんなところで見ていられるかっ!」

”・・・・その命、落としてしまいますよ?”

「関係ない!」

”・・・・あの方はあなたの命を奪おうとしたのですよ?”

「関係ない!!」

”あの方を一方的にいたぶるネヴァンの前に出たとして、あなたはどうすることもできないんですよ?”

「関係ないんだよっ!!!」
たとえ自分にどうしようもなくたって。
たとえ相手が圧倒的に脅威であったって。
それが僕の命にかかわることだったとして。

 そんな理由で見捨てろっていうのか?

「たしかにカインは俺を襲ったさ。殺されそうにもなった。でもだからってここで僕が見殺しにしていい話じゃない!」

 そう、それは単純な理由だ。
何より僕が嫌なんだ。
目の前で誰かが傷ついているのに何もしてあげられない。
庇うことができない。
それが許せないんだ。
「僕は弱い。相手は強い。そんなこと、僕が助けることに何の関係もないだろうっ!!」

 立ち止まっている暇はない。
振るえる足を前に出せ。
あの暴虐非道なクソ女神の前に立て!

 そう意気込んだ僕の体に何かが覆いかぶさった。
「なにを・・・・」
それはさっきまで僕を引き留めるようにしていたエンジェルだった。
 そのエンジェルがまるで僕を祝福するかのように優しく覆いかぶさっていた。

”私の名はモリガン”

優しく、厳かに語られる。

”復讐と戦の女神です”

紡ぐのは言葉。しっかりと心に響く奏。

”よく言いました。私の可愛い羊よ”

それは確かに僕に向けられた言葉だった。

”あなたに祝福を授けましょう。その折れぬ心を持ってして、あなたの道をお行きなさい”

 ゆっくりと女神モリガンが僕と同化していくのが実感できた。
全身は光に満ち、じんわりと熱を帯びていく。
それは力となって僕の四肢を駆け巡る。
 足が動く。
手が動く。
大丈夫。
体が羽が生えたように軽い。
「いける!」

 地面を蹴り飛ばし、まっすぐな線を描くように目標へと向かう。
それはただの猛進であった。
猪の突進のようにただ一直線に突っ込む。
右の拳を握りしめ、目標にぶつけることだけを考えた渾身の一撃。
 それはネヴァンの目が捉えると同時に目標へと接触した。

「馬鹿な・・・・!」
起き上ったネヴァンは信じられない目つきで高原 徹を見る。
震える声でつぶやく。
「このアタシの速度を・・・・」
ありえない、ありえないと首を振る。
「地上のゴミ虫ごときに越えられるはずがないわ!」
女神の持てる速度を出し切り地面を蹴る。
 何の技巧もない、だがその速度故にかわすことのできない一撃。
虫けらを屠るにはあまりに強大な威力と速度。
「消し飛びなさい!」
 だが、それを高原 徹は身を捻るように避ける。
そして返しに放たれた拳は見事にネヴァンへと命中する。
「そんなはずが・・・・」
 目の前に立つのはさっきまでウロチョロ騒いでいたガキ。
だがそのガキが女神の速度についてくる!
 考えられる可能性は一つしかなかった。
ガキに寄り添うようについていた憎たらしいあの微笑の女神。
「モォオオオリィガァァアアン!」

 ガラリと後ろで何かが崩れる音がした。
とっさに振り返ると、カインが体を起こそうとしていた。
「カイン!」
駆け寄り、壁から引きはがす。
「「小僧も・・・・やるじゃねえかよ」」
この状況でまだ意識があるのか、そんな軽口をたたく。
「大丈夫じゃないだろ!じっとしてろよ!」
「「はっアウターヘブナーみてぇに柔じゃねぇっつったろ。しかたねえから加勢してやるよ!」」
その銀色に鈍く光る、ところどころが凹み歪んだ、兜の奥がニヤリと笑った、気がした。
「それはこっちのセリフだろ」
カインと一緒に目の前の敵を見据える。
 まだ終わってない。
こちらの反撃はこれからだ!

「アタシを・・・・なめんじゃないよおおおお!!!」
突然ネヴァンは体を大きく反らし、咆哮した。
「あ、あああ、ああああああああああ!!!」
周囲の地面にヒビが入り、破片が宙を舞う。
そのヒビからは幾筋もの光が空中へと飛び出し、ネヴァンの周りで旋回しはじめる。
徐々にその光の筋は数を増し、加速していく。
「てめぇらみたいな地上のゴミが、天上の神に喧嘩を売って、本気で勝てるとでも考えてるのかねぇえ!?」
旋回する光の筋の一つがヒュンと音をたて顔のすぐよこを掠める。
僕のこの<モリガンの加護>を持ってしてもとっさに反応できなかった速度で、だ。
「望み通り屠ってやるよ・・・・!」

「「逃げたかったら逃げていいぜ?」」
カインが横でそう呻く。
「あんたも手負いだろ、そっちこそ休んでろよ」
「「強がりを言いやがって。足引っ張んじゃねえぞ!」」
不敵に笑い、カインは猛然立ち向かう。
「ちょっとは信用しろよ」
僕だって負けちゃいられない。

 ネヴァンの攻撃はその女神としての身体能力を使った、圧倒的速度による打撃だ。
こちらに当たる攻撃は全て彼女の打突、もしくは光の玉の激突だ。
だが、その速度が尋常ではない。
彼女自身はもちろんのこと、光の玉に至っては防御するしかない。
 それに僕はともかく、カインの動きは生身のそれだ。
さっきはああ言っていたが、正直そうとう苦しいものだと思われる。
 こちらの攻撃力はカインの方が高いので、ダメージを与える方法としては、僕がネヴァンを止め、それを叩いてもらうくらいか。
どの道
「僕がなんとかしないとな」

「「ちぃ」」
さっきから斧を振りまわしてはいるが、どうにもやつの速度が速すぎて追いつかない。
それにやつの攻撃自体も厳しい。
 全身を鎧で防備してはいるものの、やつの攻撃は打撃による身体への衝撃だ。
たとえ鎧が直接攻撃を防げたとしても、その振動は防ぎきれない。
 こっちの一発が当たればでかいとは思うんだがな。
小僧が足止めでもしてくれりゃあいいんだが・・・・くそっ!ガキに頼るとは情けねえな。

 ビュンと風を切る音がして、一発の光玉が目の前に落ちる。
視線をそちらに向ける暇なく、ネヴァン自身の拳が眼前に迫る。
それを両手で受け止め、離さぬようにその拳を握りしめる。
「カイン!」
「「おう!」」
 カインの斧がネヴァンの胴体へと直撃し、その見た目だけは軽い体を吹き飛ばす。
「ナイス」
一撃でしとめられるとは思っていないが、なんとか突破口は見つかった。
いける!

 ガラリと、瓦礫を崩しながらネヴァンは立ち上がる。
ヒュン、ヒュンとやつの周りには光玉が回り続けている。
「元気なんすけど」
「「っるっせえな」」
見た目には外傷がないように見える。
精神ダメージは相当与えてる自身があるんだが。
 ネヴァンは言葉を発することなくこちらに向かってきた。
狙いは・・・・カインか!
 カインめがけて振るわれた拳。
とっさに鎧をつかんで後ろへひっぱる。
拳は鎧をかすり、地面へと激突する。
 僕はカインを後ろに投げ飛ばした反動で一回転し、ネヴァンめがけて拳をぶつける。
さっきのカインみたく吹き飛ばせはしなかったが、それでも確かに命中はした。
ひるむネヴァンめがけてカインは斧を投げ、それをネヴァンは受け止めるが、その隙に僕は腕をつかみ投げ飛ばす。
「「なかなかに息が合ってんじゃねえか」」
隣で次の斧を出したカインがそういって軽口をたたいた。
「油断するなよ」
「「エルバフの戦士を甘くみるなって」」
「いいから前みろ、また来たぞ!」
 光玉がいくつもこちらめがけて飛来し、それを僕はなんとか叩く。
その合間に、またもカインめがけて飛んできた拳を、僕が蹴って軌道をずらす。
「「まかせろ!」」
カインは開いたその隙間めがけて斧を振り、光玉はそれをさせまいと刃へ集結する。
 斧を止められたカインは、早々に斧を手放し、その両手を握りしめ、ネヴァンへと振り下ろす。
それは肩へと命中し、ネヴァンは膝を折る。
だがそこで動きが止まったカインへ、反撃にと光玉がいくつも向かう。
僕はカインを突き飛ばして避けさせる。
突き飛ばした勢いで地面に手をつき、膝をついているネヴァンを蹴り飛ばす。
今度はちゃんと吹き飛んで、後ろの壁へとぶっ飛んでいった。
「だから気を抜くなって!」
「「っせえ!」」

 ネヴァンが起き上ってくる気配がない。
瓦礫に埋もれるようにして横たわっている。
「「やったか?」」
「それは・・・・ないだろ」
さっきまで飛び回っていた光玉もどこかへ飛び散っている。
言っちゃなんだが、僕の蹴りごときで倒せるはずがないと思うのだが。
 むくり、とその体が起き上りはじめた。
ゆっくりとだが、ネヴァンが立ち上がる。
うつむいているのか、その顔はよく見えない。
「・・・・まさかねぇ・・・・まさかあんたらごときがこうもしぶといとはねぇ・・・・」
その言葉に、カインが斧を握りなおしたのが分かった。
「まぁいいわ。もうデカブツ始末したって意味ないわ」
諦める、というのだろうか。
「この後何個か楽しいこと考えてたんだけどなぁ・・・・全部パアだわ」
くるりと向きをかえ、ネヴァンが壁に開いた穴へと消えていこうとする。
「「おい、逃げるっていうのか?」」
「・・・・」
「ええ、今度会う時までせいぜい生きてればいいわ」
半分だけ振り返ったその顔には、あのいやらしい笑みが浮かんでいた。

「ふぅ~・・・・」
 一気に力が抜けた。
どたっと体が崩れ落ちる。
「「けっ、やわな体だなぁ」」
そう言ってカインはどしりと腰をおろした。
「あんたも」

 そんな僕らに活をいれるようにドバっと壁が粉砕し、もうもうと煙を上げた。
「え!」
「「またか!」」
と息こんだ僕らの予想に反して、煙の向こうから現れたのは『サンダーボルト』だった。
「大丈夫かね、高原君!」
僕らが戦っている間に、別のところでも戦闘があったのか、『サンダーボルト』は疲労しているようだった。
「え、ええ。なんとか、まぁ」
そこで気付く。
 カイン余裕で自由なんすけど。
『サンダーボルト』もそれを見て顔をしかめる。
「なんだね、これは」
「「ん?ああ、俺捕まってるんだったな」」
さっき本気で安心しきっていた僕をある意味賞賛したい。

 ***

 その後といえば、なし崩し的にバベルタワーの修理作業をちょっと手伝って帰宅した。
聞きたいことはほとんど自己完結してしまっていたしね。
 結局カインが語った昔話は僕の『エンジェル』とは無関係だ。
犯人(・・・・というのもおかしいが)はあのネヴァンだった。
それだけの話。
 カインはと言えば、一緒になって暴れたのは確かだったし、修理作業も僕と一緒に手伝った。
どうやら彼は腕を見込まれてあそこの警備員の仕事を任されるらしい。
殺人の件に関しては意識がなかったものとしてなぁなぁになったとか。
全くいいかげんなところだ・・・・。
 それともう一つ。
今回のバベルタワー襲撃は『二人』で行われたようだ。
あのネヴァンとは別にもう一人、全身真っ黒な服でコーディネートされたなんとも厨二臭い野郎がいたらしい。
 そいつはやたら強くって、『サンダーボルト』もそっちで手いっぱいだったとか。
どんなやつだよ・・・・。

 ふぅ・・・・でもこれで一段落かな。
なんだかんだでここんとこ学校をおろそかにしてたからなぁ・・・・。
まぁいいや。
これを理由に如月さんにノートでも見せてもらおうかな。
ぐふ、ぐふふふふ。

 とりあえず家に帰り、相変わらず誰もいないことに半ば諦めとも落胆とも言えない溜息をついて自室の二階に行く。
そういえばこの階段をずいぶん苦労して下りたことがついこの間だとは思えないほど体感時間は過ぎていた。
「いろいろありすぎだろ・・・・」
本当に。
「疲れ、た・・・・」
着替えもせずにそう言ってベッドにダイブする。
その拍子にいやーな音をたてた気もするが、気にしない。
大丈夫だベッドよ!
君はまだ僕を支えられる!
 それにしても一気に週末の気分だ。
明日からぐだぐだ過ごしたい。
でも残念。
しっかりと明日も学校はあります。
「仕方ない。風邪引こう」
風呂入った後にろくに服を着ないで外を歩きまわったら風邪くらい引くだろう。
あ、だめだ。
その前にまたあのバベルタワーへ連れてかれるわ。
それに風呂入るのもめんどくせぇ・・・・。
どうすっかなぁ・・・・。
 そんなことをぼーっとベッドの上で横たわったまま考えてたらいつの間にか眠りこけてしまった。
そして本当にどうしようもなくめんどくさい朝がやってくる。

 もう少しだけまって欲しい。
確かに毎日がつまらなくて、普遍的で、何かいいことないかなぁとか。
そんなことを思ったりもしたことはあった。
でもだからといってどうしてそんな思いつきのようなことを淡々と神様は叶えてしまうのかな?
しかもいつも大変な方向に!
あのすさまじく面倒な朝を乗り越え、恐ろしく大変な坂を切り抜き、ようやくたどり着いた教室でまたこれか、と。
 例のごとく生きるゴミことカズタカが疲れ切った僕に話しかけてきた。
そろそろ懲りろよこいつも。
「悪いニュースがあるんだよ・・・・」
そうどんよりした空気で暑苦しい口調でそう語りかけてくる。
「仕方ないから聞いてあげるけど、何?」
「ききたい?」
「おやすみ」
僕は疲れてるんだよ。
さっさと荷物を置いて机につっぷした僕をゆさぶる人外。
「ま、まってよ!聞いてよ!高っちょにも関係あるんだよ!」
「ったく、何だよ」
「木本が退院して、今日学校に来てるんだよっ!」
顔を思いっきり寄せてきて、耳元でそう囁きやがった。
「とりあえずお前死ね」
「なんで?!」

 という訳で神様はやっぱり僕が嫌いだということが判明しました。
この疲れ切った僕をこれでもかという勢いで痛めつけます。

 耳元で大声を出して驚いたカズタカを全力で殴ったりなんかしてたら、教室の隅にいた木本がこちらに気づいた。
気付いてしまった。
そしてあろうことか寄ってきた。
接近してきた。
パターン赤。
危険です。
 こっちにやってきた木本はなにやら複雑そうな表情をしていた。
「な、何か、用、か、な?」
「高っちょ言葉おかしいよ?」
「ふぎゅ!」
とりあえず茶化すカズタカを始末しておく。
「いや、その、な」
 木本らしくない歯切れの悪さだった。
視線をキョロキョロ左右に動かし、頭をガシガシ掻きながらやっとでた言葉が
「悪かった、な」
めっちゃ小さな声でそれだけだった。
「え?」
だから聞きなおした僕は悪くないと思うんだ。
だって木本の口からそんな殊勝な言葉が出てくるとは思わないじゃない。
 でもその瞬間また木本は一気に不機嫌な、怒ったような顔になり、そうなると僕はもうただの負け犬になり下がる。
「ごご、ごめん!」
すると木本はまたさっきの複雑な顔に戻る。
「悪かったっつったんだよ」
今度はちゃんと聞き取れた。
でも意味が。
「どゆこと?」
「なんでもねーよ」
それだけ言うと、意地悪そうな顔になって、
「じゃーな、『高っちょ』」
そう言って教室から出ていってしまった。
「何、いつのまに仲良くなったの?」
復活した害虫がうるさかったのでまた片づけた。
聞きたいのはこっちのほうだ。

 結局一連の襲撃事件は何だったのだろうか。
カインが襲ってきたのは勘違い。
で、その勘違いの原因は向こうからやってきて、散々暴れてどこかへ去っていった。
僕の『エンジェル』が何なのかもわからずじまいだ。
何も分からなかった。
 でも良いんだ。
またこうして学校に来て、カズタカと馬鹿みたいなやりとりをする。
そしてときどき如月さんと挨拶を交わす。
そんな平和な日々が帰ってきたんだ。
木本との距離がちょっとだけ近づくっていう訳のわからないことも起きたけれど・・・・。
それでもこれが僕の日常だ。
 だからもうそっとしておいてくれ。
ただ僕が天に願うのはそれだけだ。


てすてす
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    変態お兄さんズ:名言集
    ---最新---

    オオスミ(自宅兵士) スカート履いててよかった。



    ---過去---

    オオスミ(自宅兵士) かわいいかかわいくないかは問題じゃないんだよ。問題はパンモロできるかどうかなんだ。



    ファイム 今からヤるんだぁぁぁぁぁ!



    ことみ
    男の娘もいいね!



    暇人
    俺男の娘だから今女装してるんだ。



    ニタロ
    SRよりスナのほうが使い易い。



    くれない
    オレはファイムと精液が同じなんだ



    くれない
    ペドフィリアってかっこいいよね



    ざんちゅー
    水色パンツうひゃひゃひゃひゃwww



    カズタカ01
    痩せてるオレは可愛いんだ!



    くれない
    そのふとももがいけないんだ!そのふとももがオレを狂わすんだ!



    くれない
    パンツはいてるのは問題だろ。



    カズタカ01
    お前幻覚を聞いているんだよ。



    ファイム
    なんで暇人のカーチャンそんな素敵な声なんだ。



    ざんちゅー
    勘違いしないでほしい。俺がエロゲをやるのは愛がほしいからなんだ。



    ファイム
    最近、男の子がいいと思うんだ。



    オオスミ(自宅兵士)
    アヘ顔とか・・・
    アリだろ



    ファイム
    え、俺、童貞じゃないんだ。ごめんね。



    オオスミ(自宅兵士)
    ちょっともう少しで[同級生♂]が攻略できそうなんですよ。



    暇人
    今日から俺はアイドルだ!



    暇人
    2次元に性別の壁なんて関係ない!

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